前回の話

 

5.まとめ

融資を促進するのは単なるテクニックではなく、マネジメントの《バランス感覚》そのものです。

 

それは資金を融資する金融機関の《ビジネスモデル》を考えれば、当然のことでしょう。

 

しかし、すでに持つ《バランス感覚》を適切に表現するのには、テクニックが必要かも知れません。

 

その際には、

 

①管理数値の正確性

②管理のタイミングと方法

③業績の把握度

④キャッシュ比重

⑤報酬や賃金のバランス

⑥企業の外形と内実のバランス

 

の六つのポイントから、現状経営を見直し、現状把握をした上で、まず経営者ご自身が納得される説明を試みていただきたいと思います。

 

経営者ご自身が納得の行かないものは、融資促進戦術の有無にかかわらず、早急に対策をとる必要があるでしょう。

 

そんな六つの視点をベースに、決算や収支見通しを見直すと、様々な不足点や要改善点が見えるはずです。

 

そしてその視点が、キャッシュフロー管理にまで至れば、管理手法の向上のみならず、企業の財務体質改善を通じて、現実的なメリット獲得につながるかも知れません。

 

管理は管理のためにあるのではなく、企業メリットのためにあります。

 

それがたとえ融資獲得であったとしても、目的を明確にした管理強化は、必ず企業の財務体質、利益体質に貢献するものではないかと考えます。